米Autodesk社は,ヒストリーベースのパラメトリック・モデリングとノンヒストリー・ベースのダイレクト・モデリングを行き来できるようにす る技術「Inventor Fusion Technology」を開発していることを明らかにした。同技術の3次元CAD「Inventor」への適用は段階的に進める計画で,Inventor への完全統合は,早くても2年後としている。同社のCAD/CAE製品担当Vice PresidentのAndrew Anagnost氏によると,パラメトリック・モデリングには(1)知識をモデルに組み込んでおき,それを再利用可能(2)シミュレーションを利用しなが らパラメータの最適化が可能(3)派生モデルを含め製品ファミリーを構成しやすい??といった利点がある。一方,ダイレクト・モデリングには(1)ネイ ティブデータでもノンネイティブ・データでも編集が可能(2)パラメトリック・モデリングでは破綻してしまうような大掛かりな編集が可能(3)アイデアを 素早く表現しやすい??などの利点があるという。そして,同社は,将来的にもこれら二つは重要なモデリング手法として残っていくと考えており,上記のよう な技術の開発が必要と判断したとしている。
Inventor Fusion Technologyは,簡単に言うと,ユーザーがダイレクト・モデリングで作成した部位に対して,システムが裏でヒストリーを考えながらフィーチャを自 動生成していくといったもののようだ。パラメトリック・モデリングで作成したモデルの一部をダイレクト・モデリングで編集する場合も,システムが必要な部 分に限定してヒストリーを再構築しながらフィーチャを生成していく。従って,ダイレクト・モデリングを適用したからといって,ヒストリーの情報を失うこと にはならず,いつでもパラメトリック・モデリングに戻ることができるという。これにより,二つの手法の強みを生かしたモデリングが可能になるという。
以上 日経ものづくりNEWS 2009年2月13日号から転載
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Autodesk社,ヒストリーベースとノンヒストリー・ベースの行き来を可能に
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