職欲の秋:川内カツシ

お陰さまで忙しくさせていただいております。

マニュアル製作においては自動車関連が落ち着いたものの、次のピークに向けて準備に入ります。
地図製作部に関してはこれから出版のピークを迎え、来年の春先までは緊張した時間を過ごすことになりそうです。

とは言え、半年先が読めない時代ですから“1年先、2年先の仕事を確保するぐらいの気持ちで営業活動に取り組まねばならない”_これは私が師と仰ぐ(勝手に)、C社のH氏の言葉です。 いつも心に留めておき、モチベーションが下がると引っ張り上げてきます。相手が有る事ですから大きく予定が狂うことも想定して2重3重の策を講じておきなさいとも言われました。
確かに仰る通りで、設計変更や生産計画の見直しは製造シーンでは当たり前のことですし、それらに柔軟に対応してこそ評価を得られるのだと考えています。

来週も退路を断って頑張りたいと思います。

さて、シルバーウィークのラス前である今日(と言っても暦通りに出勤)は秋を感じる爽やかな一日でした。昨日、今日とサンデードライバーが多く、どこに行っても渋滞は避けられないようです。事故も多く発生しているみたいですし、連休ラス日にお出かけの際はご注意を。

しかし、「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものですね。 彼岸と言っても、最近の若い世代ではピンとこない人も多いでしょうか。

Wikipediaによると、
彼岸
(ひがん)とは、煩悩を脱した悟りの境地のことで、煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸「此岸」(しがん)と言うのに対して、向う側の岸「彼岸」という。
春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりである。いつの時代も人として、生を終えた後の世界への関心の高いことは同じであり、いつの間にか生を終えていった祖先を供養する行事として定着するに至った。
_とあります。

それらの想いを形にしたものがお墓ではないでしょうか。
先日、よくよく考えて自分のお墓を建てないように子供たちに話しました。私は趣味でサーフィンをするのですが、よく行くサーフポイントの海に散骨して欲しいと言いました。小さな瓶に入るだけの骨を残して 。お墓が有ると転居した途端に墓前が遠くなりますから、普段から見守っている事を感じてもらえる方が良いと思ったのです。たいそうな仏壇もお金の無駄遣いに思えます。それらが無かったからと言って魂が怒るとは思えませんし、仏様も咎めはしないでしょう。
だから、今は遠い地に有る父と妹の骨を引き上げて来て、私と同じように近くに感じる事が出来るようにしようと決めました。 近く、母に話して一緒に納骨堂にお迎えに行きます。

少し話が逸れましたがお彼岸と言う日本古来の文化も、それらを伝える人が年々少なくなってきています。この季節各地で農作物の豊作を願う【秋祭り】同様に伝えていきたい「想い」ですね。

2011年9月24日
企画営業部 川内カツシ