良くも悪くも現実として受け入れると言う事:YUK♪KO


いただいた「理想と現実」というテーマについて考えた時、公開と同時に観に行った映画「LA LA LAND」という作品が思い浮かんだ。

映画が公開される前に宣伝映像を見て、登場人物がミュージカル風に踊っている様子が楽しそうで、明るい気持ちになれそうだと感じ、見てみたいと思っていた。

どんなストーリーなのかは全然知らなかったけれど、きっとハッピーエンドなんだろうと、

何となくイメージしていた。

 

映画が始まってすぐの場面で、ダンスのすごさに驚いた。

大勢の人々が、縦横無尽に自由自在に踊っていて、一瞬、CGが使われているのではと考えたけれど、そうではなさそうだった。

その後、ストーリーが進む中で、軽快な音楽やしっとりした音楽が流れ、イメージしていた通り、明るい気持ちになれるなと思いながら見ていた。

 

けれど、映画が終わった時、

「よかった」とか、「楽しかった」「嬉しくなった」

等、観る前に想像していたような、一言で表せる気持ちにはならなかった。

 

何とも言えない気持ちになった。

 

「良かった」と一言では表せなかったけれど、観てよかったと思えるいい映画で、面白いか、面白くないかでいえば面白く、心に残る映画だった。

 

ストーリーは、主人公たちがそれぞれ、

「女優になりたい」

「ジャズが好きで、ジャズが演奏される自分の店を持ちたい」

という夢を持っていて、そんな2人が出会い…というものだ。

 

映画の中で二人は、夢(理想)のために努力して、悩んで、背中を押し合う。

そんな風にして、もしもその先で、夢が叶ったら、それは嬉しく素晴らしいことだけど、それで、「ハッピーエンド」といえる気持ちになれる場合もあれば、「ハッピーエンド」という気持ちとともに、心の底で望んでいる、言葉にできない気持ちもあって、それを言葉にして表現するのも難しいまま、持っておく…という場合もある、

そんな「現実」の複雑さを、映画を観て感じた。

「あの時ああしていれば」、あるいは、「もしこれからこうしてみたなら」「こうしない方がいいだろうか」、と考えたり迷ったりすることがあるけれど、

「LA LA LAND」の映画の中の2人は、多分その時その時を精一杯行動していて、その時その時の言動は、「正しい」「正しくない」というものでもなく、その結果として迎えた映画のラストも、「よかった」「よくなかった」と一言で表現できるようなものではないのだと思った。

そんな、心に残る映画だった。

 

2017年2月28日
地図制作部
Y U K ♪ I K O