気がつけば、会社のホームページを最後に大きくリニューアルしたのは「スマホよりガラケーが多かった頃」。
「特に困ってないし、メールフォームも動いてるし、まあいいか」と放置していませんか?
結論から言うと、そのホームページ――
会社の信用と売上の足を、かなり静かに引っ張っている可能性があります。
この記事では、
- 長年放置したホームページがもたらす不利益
- 最近のWEBデザイン事情
- 失敗しないリニューアルの依頼方法
- そして、最終的にテクノアートをうまく使い倒す(=相談する)コツ
を、ホームページ担当者さん向けにお話しします。

1. 長らく更新していないホームページの「見えない損失」
(1) 第一印象で「この会社、大丈夫かな?」と思われる
取引先候補や求職者は、まずホームページを見ます。
そこで感じるのは、「情報」よりも先に「雰囲気」です。
- レイアウトが狭い・左右に余白がない
- スマホで見ると、文字が小さすぎて拡大必須
- 写真が小さくて暗い、あるいはやたら荒い
- 「最新情報」が5年前で止まっている
こうした要素は、
「忙しくて更新していない」ではなく、
「この会社、今もちゃんと動いてるの?」
と見られてしまいます。
ホームページは、会社の玄関どころか“顔つき”です。
10年前の顔写真付き社員証を、今も名刺代わりに配るようなものです。
(2) スマホユーザーを静かに取りこぼしている
今やBtoBでも担当者はスマホで情報収集する時代です。
スマホ対応を前提にしたレスポンシブデザイン前のサイトは、
- 文字が読みにくい
- メニューが押しづらい
- お問い合わせフォームが入力しづらい
といった理由で、ページを開いた瞬間に離脱されがちです。
「アクセス数はあるのに、問い合わせが増えない」
という場合、スマホユーザーが我慢せず離脱しているだけかもしれません。
(3) 採用で確実に損をする
求職者は、求人票より先にホームページを見ます。
- 社内の雰囲気がわからない
- 事業内容の説明が古い
- ブログ・お知らせが止まっている
この状態だと、
「成長してなさそう」「将来性が見えない」
と判断されて応募を避けられます。
人材不足の時代に、これだけで損をするのはもったいないですよね。
(4) 情報更新がしづらく、社内に“WEB担当ストレス”が溜まる
古いCMSや独自構築のサイトだと、
- ちょっとした更新でも業者に依頼
- HTMLの知識がないと触れない
- 更新マニュアルが古くてよく分からない
結果として、「更新しない理由」が積み上がっていきます。
ホームページ担当者さんとしては、密かに頭の痛い問題だと思います。
2. 最近のWEBデザイン事情(ざっくり整理)
ここ数年のWEBデザインは、単に「見た目がおしゃれ」という話ではなく、
「ユーザーにとって使いやすく、成果に結びつく設計かどうか」が重要視されるようになっています。
(1) モバイルファーストが当たり前
- PC版を作ってからスマホ用に調整、ではなく
最初からスマホで見やすい前提で設計 - ボタンは押しやすいサイズに
- 文字は読みやすい行間とフォントサイズに
スマホでストレスなく見られることが、
「検討リストから外されないための最低条件」になっています。
(2) シンプル&分かりやすさ重視
昔流行った「メニューがたくさん」「文字いっぱい」のデザインは、
今ではほぼ逆風です。
最近の傾向は、
- 伝えたいメッセージを絞って大きく見せる
- 写真や図解で直感的に理解できるようにする
- 余白をしっかり取って、視線の流れを作る
つまり、「ごちゃごちゃしていない=情報が整理されている会社」
という印象につながります。
(3) スピード・セキュリティ・信頼性
見た目だけでなく、
- 表示速度(ページが重くないか)
- 常時SSL(URLがhttpsで始まっているか)
- フォームのセキュリティ
- プライバシーポリシーやクッキー対応
など、インフラ面の信頼性もチェックされています。
特に初めて取引する企業のサイトが
「保護されていない通信」と表示されると、
それだけで問い合わせをためらわれても不思議ではありません。
3. 失敗しないリニューアル依頼のポイント
ここからがホームページ担当者さんの腕の見せどころです。
「どこに頼むか」だけでなく、「どう依頼するか」が結果を大きく左右します。
(1) まず、自社の「目的」をはっきりさせる
よくある失敗は、
「なんとなく古いから、とりあえず今風に」
という依頼です。
これだと、デザインはキレイになっても、社内からこう言われがちです。
- 「で、問い合わせは増えたの?」
- 「採用応募は?」
- 「売上にどうつながった?」
そこで、最低限このあたりは決めておくのがおすすめです。
- 何を一番増やしたいのか
(問い合わせ・資料請求・採用応募・来店・認知など) - 誰に向けたサイトなのか
(新規取引先・既存顧客・学生・代理店など) - 「見た人にどう行動してほしいか」
この整理ができていると、制作会社との会話が一気にスムーズになります。
(2) 必要なページ・機能をざっくり書き出す
- 会社概要
- 事業・サービス紹介
- 実績・導入事例
- 採用情報
- お知らせ・ブログ
- お問い合わせフォーム
など、必要そうなものを一度箇条書きにしてみてください。
完璧でなくて構いません。
この「たたき台」があるだけで、打ち合わせの精度が大きく変わります。
(3) 予算感と「優先順位」を正直に伝える
WEB制作会社にとっていちばん困るのは、
**「本当の上限予算が見えない状態」**です。
- ざっくりでいいので、予算のレンジ
- 絶対に実現したいこと
- できれば実現したいこと
- 余裕があればやりたいこと
を伝えてもらえると、現実的な提案がしやすくなります。
(4) 「更新は誰がどうやるか」を最初から決めておく
リニューアル後にまた「放置サイト」に逆戻りしないよう、
- 社内で更新するのか
- 更新作業を外注するのか
- どの範囲まで社内でできそうか
を、最初の段階で相談しておくと安心です。
たとえば、
- お知らせ・ブログは社内で更新
- デザインが絡むページやLPはテクノアートに依頼
といった役割分担も可能です。
4. テクノアートに相談すると何がラクになるのか
最後に、さりげなく(でもしっかりと)宣伝させてください。
テクノアートは、
- マニュアル制作
- テクニカルイラスト・CG
- 地図制作・地理情報
- WEB制作・開発
- デザイン全般、印刷
など、「技術的な内容を分かりやすく伝える」ことを得意としています。
(1) 技術系・製造業・BtoBの「あるある」を理解している
- 専門用語が多くて、何をどう見せれば伝わるか分からない
- 製品ラインアップが多すぎて整理が大変
- 図面や仕様書はあるが、一般の人には伝わりにくい
こういったケースを長年たくさん扱ってきました。
「社内から出てくる素材が“硬い”ほど燃えるタイプ」の制作会社です。
(2) マニュアルやテクニカルイラストとの連携ができる
WEBサイトだけでなく、
- 製品マニュアル
- 図解・イラスト
- 3DCG(テクニカル用途)
と連携したコンテンツ展開も可能です。
「せっかく作った3DCGやイラストを、Webでも活用したい」
といったニーズにも、一気通貫で対応しやすいのが強みです。
(3) 担当者さんの「困った」を、ちゃんと日本語に翻訳する
- 社内で意見が割れて決まらない
- 上司が「とりあえずカッコよく」としか言ってくれない
- 他社サイトは参考に持ってきたが、結局何がいいのか説明しづらい
こういったお悩みを、ヒアリングしながら
「依頼内容の整理」からお手伝いします。
「うまく言語化できていない状態で連絡していただいて大丈夫」
というスタンスでやっています。

5. まずは「ホームページ健康診断」からでもOKです
ここまで読んでいただいて、
- うちのサイト、もしかして相当古いかも…
- でも、いきなりフルリニューアルは怖い
- 何から手をつければいいか分からない
と感じた担当者さん。
その時点で、すでに一歩リードしています。
「問題に気づけている担当者」は、それだけで社内では貴重な存在です。
テクノアートでは、
- 今のサイトの状態チェック
- どこから手をつけるべきかのアドバイス
- 概算予算のイメージ共有
といった段階からのご相談も歓迎しています。
結論!10年前のホームページは「資産」ではなく「未利用の土地」
ホームページは、ほったらかしにしておくと
「会社の強みを眠らせている未利用の土地」のような存在になります。
- 第一印象で損をしないために
- スマホ時代の標準に追いつくために
- 採用・営業のチャンスを逃さないために
そろそろ「10年ぶりの大掃除」を検討してみませんか。
「うちのホームページ、正直どう見えていますか?」
そんなざっくりした問いからで構いません。
テクノアートが、隣の席の相談役くらいの距離感でお手伝いします。
先ずはこちらからお問い合わせください。
WEB担当がご相談に応じます。
テクニカルイラスト | CG | WEB開発
マニュアル制作 | 地図編集
株式会社テクノアート
大阪府 池田市

