今どき世代の今と昔

昨日のニュースZEROを見ていて、思わずテーブルを叩き「仕事をなめてんのか!」と
怒鳴っていた。

今の若い世代の仕事に対する考えの甘さという見方、仕事そのものの捉え方の
ギャップという見方。

大学院を卒業しても就職活動せずにフリーター、何がしたいのか見極められず、
就職しても自分のやりたいことと違うという理由で転職を繰り返す。
そんな今どき世代の若者が急増していると言うのだ。

インタビューに答えた青年はこういった。
「一度は就職したんですけどぉ、自分がしたい仕事よりもしたくない仕事の割合が
増えて来ちゃったのでぇ?、辞めちゃいましたねぇ?ふふふ」

ふふふと笑う青年のだらしなく緩んだ口元を見た瞬間に愕然とした後に、怒りが
込み上げてきて、すぐにやるせない寂しい気持ちになった。

コメンテーターは言う。
今の若者にとって仕事に対する価値観が変わってきているんです。
仕事はお金を貰うための行動ではなく、自分のやりたいことだけを追求する時間。だと。

う?む、何だかなぁ・・・(-_-;)

そりゃぁ、自分のやりたい事や興味のあることが仕事になれば楽しいだろう。
しかし、それだって本当にやりたい事だけをやっていて、仕事として成り立ち、
会社に利益を生み出し、社員と己の幸せを掴むことに繋がるのか?
無人島で仕事するしか無いんじゃないの?と思うのは私だけ?

昔、ある出版社の当時課長だった方と業務の件でお話ししていたときのこと。
出版元だけに知り得ることや、発注者としての決定権などを考慮すると、私どもの
過失だけを攻められますか?そもそもこの仕事が好きだから入社したわけでしょ?
みたいな事を言い放ってしまった。
その方から帰ってきた言葉は「いいえ、採用条件ややりがい、将来性を考慮して
選びました。そして、自分が選んだ仕事だから勤めているんですよ。正直言って
職務内容そのものはあまり好きじゃないです。」
衝撃を受けましたね。ショックだった。。。
仕事だから・・・分っていたはずなのに自分自身の奢りがぼやかしてしまったのか。。。

確かに、小社の求人応募に来る若者に、自分の落ち着け処が分らず、風に揺られた
提灯のような人が多い。。。
以前、「能力の獲得は教育か訓練か」という投稿をしたときに「訓練」との見解だったが
そう言う意味では入れて”育てる”というところだろうか。。。

「四十にして惑わず」という論語があるくらいだから、今どき世代の今も昔も迷い苦しむ
ものなのか。。。

「今どきの若いヤツは」と言っていたおじさん達も当時は「今どきの若いヤツ」だった
わけだし。。。

幸い、最近の採用した社員で手を焼く者は居ない。かな。。。(^_^;)
これからが楽しみである。


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