職場体験終了_渋谷中学校_テクノアート

10月29日から3日間、渋谷中学校の生徒が弊社で職場体験を行いました。

「どうしてこの会社を選んだの?」
「デザインの仕事に興味が有りましたので。。。」
「デザインって言っても色んな仕事があるんだよ。ファッション雑誌のような華やかな
仕事じゃないよ」
「はい。。。」

という問いスタートした初日、問答は続く_。

  • 仕事をするってどういうこと?
  • 社会人と学生の違いは?
  • 華やかに見える仕事ほど実務は地味だよ

中学生相手に少々意地悪な質問をぶつけたり、辛口のコメントをぶつけてみた。

#楽しいと思えればそれで良いんじゃないの?
#中学生でそこまで考えている子はいないんじゃないの?
#楽しく仕事できればそれが一番じゃないの?

という考えもあると思いますし、否定はしません。
ただ、ビジネスとしての厳しさが必要だと思うのです。

学生のサークルや部活の延長のような感じで、みんな仲間じゃん。楽しくやろうぜ♪
では、社会人として、仕事を通じて社会に貢献し、会社に利益をもたらし、個人を充実させる
というミッションがぼやけてしまいそうです。

職務上、募集・面接・採用に関わって来た経験による率直な意見ですが、仕事の意義を
勘違いしている応募者が目立ちます。

中々就職できないという人に会って話を聞くと、
「う?ん、その考えだと企業は採用を差し控えるだろうなぁ」と感じますね。

今回の職場体験は3日間でしたが、学校側からの依頼書には「仕事の厳しさ・礼儀の大切さ・
働くことの大変さ」を教えてほしい、と書いてありましたが、3日間で教えられるものではあり
ません。 学校側には2?3年生対象に、年間通じて地域と企業が取り組むべき問題では
ないかとという意見を、企業の採用担当として申し述べました。

お越しになった先生に聞くと、いいアルバイトが来たという捉え方で、酷使する企業もあるように
聞きましたが、働くことの大変さを教えるという言う意味では強ち間違っているとは思えませんね。
ただ、いきなり汗だくで働かせて、伝わるものではないと思うので、計画を立てて自社の社員教育と
同レベルで関与していくことが必要だと思います。

礼儀の大切さ・仕事の厳しさ、といったところも現場経験する時間が少なすぎて、学校側が望む
職場体験を提供するには難しいかと思います。

ここら辺りは職種にもよるところが大きいとは思うのですが、本当の意味で「仕事の厳しさ・
礼儀の大切さ・働くことの大変さ」を含めて、社会について本人の気付きに導くには官民一体の
カリキュラムを組む必要があるのではないでしょうか。どの企業に就職するにせよ、起業家に
なるにせよ、こういったことは将来的に良い影響をもたらすと考えています。
ともあれ、3日間という短い時間を通して

生徒さん:「こんな仕事もあるんだ」「楽しかった」という感想を得て、
弊社現場:「ゲーム世代」の感覚に驚き、刺激にもなったでしょう。

今後も出来る限り企業として協力する考えです。

後日、受け入れた生徒さんからお礼の手紙が届いた。

暖かいレターで心温まる1日のスタートを迎えました。

で、肝心の作品はコチラです。中々の出来上がりです。

担当者と、内定出せるよ♪って話してました。