釈迦と10大弟子に教えを乞う

とうとう、8,000円割れも現実味を帯びてきました。
先日のチョイ上げは7,000円へのエネルギー蓄積だったのか・・・

そう思わせるような10月23日前場の大引けでした。

世紀末、世界大恐慌なんて言葉がネットでもよく流れています。

貧富の格差、殺戮、犯罪、偽装、粉飾、詐欺、不道徳、
奢りのたまう人類への諫め?

これもお釈迦さまのお導きでしょうか。

なんてことを考えていると、先週末、図書館で「釈迦と10大弟子」と言う本を
みつけ、興味深く読ませていただきました。

お釈迦さんには10人の偉大な弟子がいました。

  • 舎利弗(しゃりほつ)_あっと言う間に出世した天才肌の1番弟子
  • 目連(もくれん)_もう一人の高弟、超能力者
  • 阿那律(あなりつ)_眠らない修行でついに失明
  • 優波離(うばり)_元、理髪師の愛嬌者
  • 富楼那(ふるな)_商人上がりで説法上手
  • 迦旃延(かせんねん)_わかりやすい教え、伝道の達人
  • 須菩提(しゅぼだい)_“空”をもっともよく理解した人
  • 羅睺羅(らごら)_荒行でファザコンを克服したお釈迦さんの一人息子
  • 大迦葉(だいかしょう)_教壇の二代目は清貧の人
  • 阿難(あなん)_お釈迦さんのハンサムな秘書

中でも

  • 富楼那(ふるな)_商人上がりで説法上手
  • 迦旃延(かせんねん)_わかりやすい教え、伝道の達人

に惹かれたのは仕事モードが抜け抜けきらなかったからでしょうか。

富楼那は庶民派で、その説法は老若男女みんなを楽しい気持ちにさせたと言います。
お釈迦さんの弟子となり悟りを開いた富楼那は生まれ故郷へ布教の旅に出ました。
短い月日で500人の信者を集め、500の精舎を建て、そのまま布教先で亡くなってしまいます。

迦旃延は学者タイプの説法上手で哲学的な議論をするのが上手だったようです。
常に冷静な理論家で、お釈迦さんの説法を聞いてもよく分らない弟子達に、今のお話しは
こういう事なんだよとわかりやすく説明してあげたそうです。

庶民派であれ理論派であれ、わかりやすく伝えるというテーマは私たちと同じであるということに
神秘性を感じる今日この頃。
紀元前5世紀のころからという永遠のロマンチックなテーマに携われる環境に感謝したい。