凶悪な犯罪が多い我が日本ですが、
世界のテロや反政府運動などを耳にすると、
まだ治安がいい国なんだなと思ってしまいます。
インドのムンバイで起こった同時多発テロは、
行ってみたいと思ってた都市だけに衝撃でした。
犠牲者の数もさることながら、
その中に日本人も含めた外国人が35人も含まれていたことが、
記憶に残っています。
それは犯行現場に高級ホテルが含まれてたからでしょう。

写真:JTB
津田さんが犠牲になったオベロイトライデントホテルです。
この辺りは高級ホテルに限らず、多国籍の企業ビルや富裕層の住宅が
隣接している場所です。
しかし、カースト制度から残る貧富の差が激しいインドならではのスラム街。
ここムンバイでも多いんです。
このダーラーヴィーと呼ばれるスラムは、アジアで2番目の規模だそうです。
住宅?密度が半端じゃないです。
ここで生活している環境を想像するに劣悪なんでしょう・・
この地図であちこちスクロールしてもらうと、
他の場所でもスラム街を見つけることができます。
南部の高級ホテル街の海辺でも小さいですが存在しているようです
今後、中国を人口でも経済でも抜くであろうインドは、
現在大きな問題をいくつもかかえています。
世界の中心になろうとしているインドだけに、
今後の動向を注目していきたいと思います。
世界のニュースも地図で場所を確認することで、より理解できるのではないでしょうか。
2008年12月10日
地図制作部 宮本


