第60回静岡ホビーショー参加リポートbyG.オーキーン

プラモデル、ラジコン、鉄道模型等の模型メーカーが注目の新製品を発表するビッグイベントです。コロナの影響で久々の開催となっており会場も賑わっておりました。

思いもよらぬ商品がプラモデル化

会場に入り各ブースを巡り衝撃を受けたのが「これが本当にプラモデル?」という商品の数々でした。プラモデルと言えば真っ先に連想するのはキャラ物や乗り物だったりします。ですがそれに留まる事無く、食品や普段日常で気兼ねなく見かけるものがまさかのプラモデルになっている事に驚愕し何よりこれをプラモデルにしようという試みに面白さを感じました。例えば自販機であれば商品取り出し口や紙幣入口カバーが可動するなど小さいキットながらもリアルと同じような構造が施されていました。こういった商品と他プラモデルやカプセル玩具などを組み合わせジオラマ風に作るなどの組み合わせも面白いのではないでしょうか。

自動車模型の数々

昔ながら続くジャンルです。会場には一昔前の車やバイク、中には海外の車の模型も展示されていました。そんな中、目を惹かれたのが細部の内部構造と金属表現でした。「本物」を追求する為にパーツ数はそこそこあるものの完成後には満足感あふれる内容と玩具と感じさせない程の完成度でした。金属の質感表現は「メッキ」を使用してるのもありリアリティも充分、環境のせいで塗装ができない自動車好きの方でも気楽に楽しめる商品でした。

人型・生物模型の数々

一見「これはフィギュアでは」と思う商品が並んでいました。しかしフィギュアではなく、れっきとしたプラモデルであり証拠にランナーも飾られていました。そのランナーも拘ってある物もあり、例えば恐竜の模型だとランナーがまさに化石を発掘したような雰囲気を味わえるギミックが施されていました。恐竜の模型も昔ながら続々と出ているかと思われますがこういった新しい手法やユーザーをあっと言わせる表現に衝撃を受けました。
 又、映画やアニメにでてくるキャラクター(人型)数々展示されており、そのキャラクターが着る「服」等もプラモデルで一括再現されて細かい服のしわや服の色分けもパーツ別で再現されてました。ニッパーを使わず簡単に作れるものもあれば、比較的ランナー数も少なく「このキャラクターが好き、でも模型となると作るのは難かしいかも」といった方々でも安心できる商品でした。


会場を巡っている中、「模型に興味をもってもらう為にどうすればいいか」「プラモデルが初めての方・小さいお子様でも安心して作れる/楽しめる」などの層を取り入れたいといった取り組みをしている企業が数々見受けられました。又、昨今のコロナ渦による「巣ごもり需要」で新たな層にも広がっていたり、以前親しんでいて再び挑戦したりする方も居るのではないでしょうか。何かコツコツ一人で作るのもコロナ疲れ、デジタル疲れを癒し心豊かに過ごせきっと役立つと思います。

2022年5月17日
第2制作部
グレート・オーキーン


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