日本の伝統芸能「狂言」に見る表現力

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先日、生まれて初めて狂言という芸能に触れました。

人間国宝野村万作、息子の萬斎が主演する公演でしたから、兵庫県立芸術文化センターは

満員御礼という盛況ぶり。

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日本の伝統芸能「狂言」は、「能」と違って写実的・喜劇的なので比較的入っていきやすい芸能の部類かと思います。

狂言特有の単語や言い回しですが、何となく伝わってくるんですね。 身振り手振りや声色、お囃子などの効果も

有ると思いますが、それ以前に演者の想いが伝わってくるという感じでしょうか。

観客を圧倒する表現力に、終始集中力が途切れることはなく、あっという間に公演終了_。

息子の萬斎の活躍は父の野村万作を凌ぐといわれている。

現 在

能楽協会会員
「狂言ござる乃座」主宰者
東京藝術大学非常勤講師
中央教育審議会初等中等教育分科会臨時委員

狂言以外の主な出演
映画 「乱」「陰陽師」
舞台 「ハムレット」「子午線の祀り」「オイディプス王」
NHK大河ドラマ「花の乱」
NHK朝の連続テレビ小説「あぐり」
NHK正月時代劇「蒼天の夢」

著書

「萬斎でござる」(朝日新聞社)
「狂言サイボーグ」(日経新聞社)

中でも平成14年映画「陰陽師」の演技でブルーリボン賞主演男優賞、日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞

するなど狂言の舞台以外での活躍が目覚ましい。

御覧の通りの清々しく整った顔立ちだけに女性のファンも多いようだ。

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恥ずかしながら人間国宝の野村万作さんも息子の萬斎くんも、今回の狂言で初めて知りました(^_^;)

初めて見た狂言の舞台がお二人の公演だったのは私にとって幸いだったようです。

因みに萬斎くんは私と同い年・・・・違い過ぎる、、、

企画営業部 川内