最後通告はミサイルか

GMとクライスラーへの最後通告を受けて市場が落ち込むかと思いきや、金融サミットの好感触で逆に上げ潮に転じている。今回の不況、米国のサブプライムローンに端を発し自動車産業に飛び火した。 製造業の不況は米国から感染の輪を拡大し、欧州、アジア、豪州と世界を落としめている。

日本でも製造業の景気悪化から来る影響は各方面へ展開している。
先日、通信機器の製造メーカーへ訪問してお話を伺った際も、言われてみればそうだなぁというお話を伺った。間接的に影響を受けてるってのかなぁ。
最近、テレビ番組で生放送の特番をよく見かけます。しかも大画面で夜に見る必要もないバラエティ芸能人が多い多い。
あ、再放送も多い。  これ、スポンサーの広告宣伝にかけるコストが落ち込んでいる影響なんですね。テレビ番組って、一見華やかな生放送の特番よりも1時間ものの連載番組の方が、撮影した映像を編集するなどの経費がかさむんです。 だから1発撮りで編集の不要な2時間や3時間ものの番組が増える。それでも空いてしまったスペースには再放送でも入れておけって感じでしょうか。
この影響で、テレビ番組の制作プロダクションの仕事が激減し、映像機器や通信機器などの設備投資が冷え込む。なので先の通信機器製造メーカーにもその影響はモロに出る。 なるほど〜確かに毎日が祝日のような番組表だなぁと思っていました。てか、今頃遅いのかな(^_^;)

さて、気になるのは景気不安だけではない。
自称ロケットのテポドン2号の発射が明日に迫っている。 弾頭に核が収まっていればミサイル、衛星だとロケット。何とも歯切れの悪い仕組みだ。
このロケットについてはNIKKEI BP NETの松浦さんのコラムが興味深いので紹介します。
う〜ん、最悪のシナリオは・・・考えたくない・・・

2009年4月3日
企画営業部 川内カツシ