秋:Y U K ♪ K O

ようやく、暑い夏が終わり、涼しい秋がきたと喜んでいましたが、もう寒さを感じるようになってきました。
秋の「過ごしやすい時期」はあっという間かもしれませんが、秋の楽しみは、まだまだこれからという気がします。

「読書の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」「行楽の秋」、「秋の夜長」等、「秋」とつく言葉は色々あります。
私は、趣味の「読書」や、機会をみつけて「行楽」を楽しみたいと考えることが多いですが、人によって、自分に合った過ごし方、楽しみ方を考えられる季節であるような気がします。

「秋は空が高い」「秋晴れ」と言われるように、昼の青空も夜空も、最近、確かに、きれいだと感じたことがありました。

気温や、過ごしやすい時期のことだけを考えると、秋は、春と同じように、あっという間に過ぎるように思えますが、秋の魅力や、楽しめることについて考えると、紅葉も本格化していない今は、「秋はまだこれから」と思えてきます。

私の場合は、秋になると始めたくなることの一つとして、秋植えの球根の、水栽培か植木鉢での栽培があります。

植物を育てるのは決して上手くなく、水やりを忘れて、せっかくの芽を枯らしたり、水をやり過ぎてサボテンを腐らせたりといったことが、何度もありました。

しかし、ヒヤシンスやクロッカスの水栽培や、チューリップの球根なら、あまり失敗することなく育てられます。水栽培を始めた球根から根が伸びていく様子や、球根を植えた植木鉢から、ある日、芽が出ているのに気付くには、楽しさがありますし、春に花が咲くと、その花の明るい色に、本当に「春」を感じられます。

秋だけでなく、春、夏、冬も、そして、一日も、あっという間に過ぎていくようにも思えますが、その中にある楽しみや面白さ、魅力、幸せなことを見つけ、それを、その時その時、しっかりと楽しんでいきたいと、改めて思いました。

そうすれば、時に、あっという間に感じられる日々の中にも、いつまでも心に残る思い出を増やしていくことができるかもしれません。
「実りの秋」という言葉もありますが、自分の人生の中にも、そうした「心に残る思い出」のような「実り」を、多く作ることができればと思います。

2012年10月16日
地図製作部 YUKIKO