真摯とはなにか:川内カツシ

梅雨入りしたと思ったら30度の夏日、かと思えば上着が要る程に冷え込む。全くもって不安定な気候である。

逆に日経平均は5日続伸で5月25日以来の1万円台に戻した。 欧州の懸案が小康状態を保っていることを材料としているが、安心できるに至っていない。

毎年、この時期は夏を前にワクワクする想いなのだが、今年は少し状況が異なり、ザワザワと心が落ち着かない。。。その内に「この事だったのか!」と思える出来事やシーンに出くわすのだろうか。

自分でデジタルカメラを購入したのは1年半前のことだった。それまでは譲り受けたモノや借り物を使っていた。デジカメが本当に必要だと思ったのと値頃感が相まってご購入となった。以来、何処へ行くにも持ち歩き、感動的なシーンを撮影したり気軽にスナップショットを撮ってブログに掲載してきた。

同じように購入を検討しているモノがある。 先頃、スティーブ・ジョブスの素晴らしいプレゼンテーションと共に世に送り出したAppleのi-padである。機能や価格の詳細は周知のこととして、本当に必要なのか否かが分らなくなっている。営業のプレゼンツールとしては強力なツールであろう。しかし皆が言うようにFlashがネックになってしまっている。あれだけ騒がれたi-padだが購入に踏み切れない諸兄も多いはず。

ここに来て、PCを母艦としてネットブックとI-Phone4という選択も浮上してきた。プライベートではこっちかなぁ。。。

さて、こちらも話題になってから随分経ってからの読本である。
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ドラッカーの「マネジメント」という著書の存在は知っていたが、敷居が高く読んでも理解できないと思ってずっと遠ざけてきた。この、【もし高校野球の女子マネージャーがドラッカ−の『マネジメント』を読んだら】という本も著名な経済人が推薦していたので知っていたのだが、ただ素直になれない自分がいて、斜に構えて物事を捉えてしまっていた。それに気付いたとき、とても居たたまれなくなった。まず肯定から入ろう、そう言っていた自分が否定していたのだから。。。

ドラッカーの言葉を随所に引用し、分かり易く物語に取り込んでいる。進学校の野球部を甲子園に連れて行くという物語だけを見ても感動的な展開でぐいぐい引き込まれるた。

顧客は誰か

組織の定義づけ

ドラッカーの問いかけに一つ一つ答えを探りながら読み進めるが物語の本編とは驚く程に違和感が無い。

「真摯であれ」

このフレーズを読んだとき背中に電気が走った。自分にとっての答えを探しにこれから3回目を読んでみよう。

2010年6月16日
株式会社テクノアート 企画営業部
川内カツシ