コミュニケーションコスト:川内カツシ

先日参加したセミナーで「円滑なコミュニケーションを図るためには、個人レベルで理解の深さや速度が異なるので、その人がどんなタイプなのかを見極めて無駄のないコミュニケーションを図りましょう」という言葉を思い出した。

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TCシンポジウム2015 京都開催所感:ハッピー☆上田

ご無沙汰しております。

企画営業部・上田です。

ひとつ前のポスト 「TCシンポジウム2015 京都開催:川内カツシ」に続きまして、

先日、2年ぶりにTCシンポジウム京都開催に参加し、何本か聴講して参りましたがその中の1つ「これからのマニュアルを考える」についての感想を。

「これからのマニュアル」に該当する物のうちの1つが「webマニュアル」

数年ほど前からTCシンポジウムでもこの「webマニュアル」については、度々議題に上がっており、大手家電メーカーのHPなどを見ても目にすることが多くなってきていることを感じます。

一般ユーザーの方もかなり身近に感じられるものになってきているのではないでしょうか。

「紙マニュアル」は紙のみで説明を完結しなければならないという概念があり、その点「webマニュアル」は動画、アニメーションなども使用することも可能、一連の動作をユーザーの目に直接見せることができる。見せ方の手段が広がり、これからの可能性という点ではwebマニュアルに分があるように思えます。

とここまで書き連ねてきましたが、私は自動車用品の施工説明書の制作に携わっており、実際に施工の作業をすることも多々あります。
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スマホやタブレット端末などを用意し、のついた手で小さな画面を触り、webマニュアルを見ながら作業をするということはなかなか難しいのではないかと。
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http://nihongo.istockphoto.com/


ましてや、そういった機材の持ち込みの禁止されているところでの作業となりますので実際には紙を広げて確認を行いながらの施工が現状です。

一般ユーザーに対する取扱説明書のwebマニュアルは使いやすいものであっても、施工説明書などはやはり紙のほうが作業しやすいという面もまだまだあると思われます。

紙マニュアルからwebマニュアルへの過渡期に入っていることは間違いなさそうですが、webマニュアルの圧勝というわけにはいかないのではないでしょうか。

紙のみの説明ではユーザーにとって理解しづらいところのみを動画で表現という形にし、紙とwebが共存していくという形がしばらくは続きそうですね。

メーカーにとっては紙&webの取説制作予算を取る必要があるので大変そう、、、

 

2015年10月16日
企画営業部 工務課
ハッピー☆上田

 

TCシンポジウム2015 京都開催:川内カツシ

TCシンポジウム2015 京都開催

TCシンポジウム2015

今年のテーマは「共感のテクニカルコミュニケーション~誰のために、何のために、どうやって~」です。

基調講演から聴講したかったのですが実務に追われて午後からの参加となりました。

基調講演テーマ「共感が相手の心の扉を開く! ~ほめる達人だけが知っている魔法の言葉~」
この日の交流会でお伺いしたところ、皆が口々に「ほめ達」「ほめ達」と話していらしたので素晴らしい基調講演だった事でしょう。残念(>_<)

この日の午後は、04マニュアル制作ディレクション~取説新時代に求められるスキル 品質管理編~を聴講しました。1時間のミニセッションと言う形式で行われましたが、TC教会の高橋尚子さんが講師として旧来の取説制作ディレクションとこれからの制作ディレクションに求められるスキルについて分かり易く講義してくださいました。
特にコンプライアンスについては改めて気付きを得ました。
最近の”爆買い”に見られるように日本製品は日本人だけが購入するものでは無く、海外旅行者が日本で買って帰り外国で使用するといった流れが出来ています。
氏は、これによって製品取説にも外国人が使用しても誤った使い方をしない取説作り、そして国際規格に準じた取説作りに加えて、フォントやソースコードなどに関する権利の管理感覚が求められていると。
私たちが提供するテクニカルドキュメントが、製品と共にグローバル展開する事を念頭に置いて制作ディレクションを行いたいと思います。


 

交流会では普段お会いできない方との交流や再会も有り、大変刺激的な時間となりました。
今回のテーブル割りが「干支」→「星座」→「自由」という設定も面白かったです。
また、幹事会社である株式会社パナソニックさんのリードで実施した、シンポジウム恒例の天突き運動は照れくささと笑顔が素敵でした^^


 

 

2日目は03マニュアル制作ディレクションの勘所【関西編】を聴講いたしました。
あえて、【関西編】としたところに笑いを期待したのは私だけでしょうか? 例え、お勉強の場にもボケとツッコミと笑いが必要と考えてしまいます^^

石川さん@富士通ラーニングメディアのスマートな進行により、関西と言うよりも関東の雰囲気でスタート。
依頼する側、受ける側の意図をしっかりと噛み合わせ、製品に寄り添ったマニュアルを作るディレクションとは?の投げかけにパネリストの方々が其々の立ち位置でメッセージをくださいました。

株式会社ハーティネスの高橋慈子さんは、ディレクションはチーム作りであり、共創(Co-creation)と協働(Co-production)を実現するチーム、そのチームをデザインするのがディレクターの役割であるとおっしゃいました。それに応える形で、株式会社クレステックの清水さんは、ユーザーが求める品質に応えるための能力を持つ人とのチーム作りが肝要であり、発注側と制作側の適正な評価の上にこそ共創とと協働が成り立つというような事を仰っていたのを聞き、至極共感いたしました。
高橋さんは、コミュニケーションとコラボレーションにより、情報の共有と活用を強化して共感を創り出すのだと続けました。

株式会社ネスレの中曽根さんは使うためのマニュアルでは無く使わせる(使っていただく)マニュアル作りを求めていると。。。コーヒーの入れ方を伝えるマニュアルでは無く、1日1杯でも2杯でもコーヒーが飲みたくなるマニュアルこそ”真のマニュアルである”との持論には心臓撃ち抜かれました。使う→感動ですね。

株式会社クレステックの清水さんは、受け手である制作会社の立場から、具体的な例を交えて沢山の情報と考え方を発信してくれていました。 単に支給された材料を元に指示されたとおりに制作するのではなく、製品のマーケティングやユーザー(消費者)にとって何が必要か、メーカーにとって望むかたちは何か、それらのゴールをイメージして共有する事が大切であると。そして、そのゴールイメージを実現するためのコストをきっちりと評価できる眼力も!
実務面では
・カンプと構成案は構造と機能の表現であり手を抜いてはダメ
・構成案と目次とは全く別物。
・マインドマップをメーカーと一緒に作る事で意思統一を行う
と言ったところが気付きと再認識でした。
同じ制作会社として激しく同意できるコメントも有りウンウンと頷く聴講者も見えました。
「マニュアルは8割の人が見ない。残り2割の人がマニュアルを見た時にどれだけ満足して貰えるかなんですよね」
痺れた~~~(´・ω・`)

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私のリポートは以上です。
3日目のリポートはハッピー☆上田くんからアップいたします。

 

2015年10月9日
企画営業部
川内カツシ

文章のオキテ:川内カツシ

分かり易く表現するのはイラストに限った事では無く、文章の書き方ひとつで伝えるべき事が伝わらなくなるものです。

 

我々テクニカルコミュニケーターが分かり易い文章を書くのは取扱説明書や施工マニュアルのみならず、普段使用しているメールでのやり取りから企画書や提案書、報告書に至るまであらゆる文章でノウハウが活かされるべきと考えます。

 

専門職の執筆テクニックを意識するだけで随分と”伝える力”が備わると思います。

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http://jaymantri.com/

 

 

 

いつも目から鱗の記事を書かれているLIG INC.さん、今回の記事も大変役立つ内容でしたのでそのまんま引用させて頂きました。(ズルい奴です)

「文章のオキテ」7つ

  1. 一文は50文字から80文字

  2. 修飾語は「縁語接近」と「長遠短接」

  3. 「もの」「こと」は使用しない

  4.  受身の表現は避ける

  5. 箇条書きは体言止めにする

  6.  「など」の使用を避ける

  7. 「ず」と「づ」を正しく使い分ける

 

如何でしょう?

見出しを読んで何となくイメージできますか?直ぐに詳細を見てしまうのではなく、見出しだけを読んで自分なりに理解を進めた上で本文を読むと、一層の理解が得られると思うので是非チャレンジしてください。

LIGさんの元記事はコチラです↓

“読みやすい”“わかりやすい”提案書や報告書を書くための「文章のオキテ」7つ

 

2015年9月25日
企画営業部
川内カツシ

主観よりも客観:川内カツシ

今朝のFBに流れていた記事で目に留まったので_。

 

伸びていく若手には「5つの共通項」がある!

  1. 「知識」より「学ぶ能力」を重視している
  2. 「上司」より「顧客」を重視している
  3. 「主観」より「客観」を重視している
  4. 「自分の知恵」より「集団の知恵」を重視している
  5. 体力がある

ピックアップされた5項目は若手に限った事では無くて、全てのスタッフに求められる事ですね。
これが備わっていないと仕事がうまく回らないし、職場の空気が停滞してしまいます。

5つの内で最も重要と考えるのはどれか?と問われても選択できない程に必須だと思いますが、敢えて選べと言われれば・・・

3.「主観」より「客観」を重視している

という事になります。

http://bossfight.co/

我々テクニカルコミュニケーターにとっては最重要項目だと考えているからです。

自分の思い込みでは無く、ユーザーにとってどうなのか?お客様から見てどう映っているのか? ここが霞んでしまうと良い仕事に繋がりません。

 

また、ディレクションするポジションにつこうとする中堅スタッフにも、少なくともこの5項目が備わっている事が望まれると思います。

 

以前、取引先の尊敬する方が仰っていた言葉を思い出します。

「僕はね、35歳までに完璧なディレクションが出来るように育てます。言い換えると出来てない人はその先もずっとイチ作業者であるという事です。」

その方に育てられた方は各分野で活躍されていて、事情が有って組織を去った方から今も指導を仰ぎに来られるとか。素晴らしいです。

 

私は若手を育てると言うよりか、自分も成長させて貰っている感じです。子育てと同じ。

若手から学んだり気付いたりすることも少なくありませんし、エネルギーを貰えますから。ただ、ジェネレーションギャップと言うやつに悩まされる事も有ります (^^;)

 

 

私に多大な影響を及ぼしてくださる何人かの方に共通しているのは、仕事を楽しんでらっしゃるんです。そしてプライベートでも全力で家族と向き合い、全力で遊ぶ。

少し前にツイートで引用した記事【楽しく仕事して楽しく生きるためには】に書かれているタイプの方ですね。

楽しいから色んな事にチャレンジしたくなり、一つの目標をクリアしてもすぐ次の目標を立て、今を維持するのではなくその為に変化を求める。

 

 

話が逸れましたが「伸びて行く若手」に備わっている項目の「客観」は、自分に良い影響を及ぼしてくれる人を見付けたり、「学ぶ」事にも繋がるのだと思います。

2015年9月9日
企画営業部
川内カツシ

暑いけど暑苦しいほどに拘った仕事を!:川内カツシ

「暑い、暑い」と言っている間にお盆ですね。
暑さ寒さも彼岸までとは言いますが、今年の暑さは例外のようで暫くは「暑い、暑い」を口にしてビールの消費が減りそうにありません。。。

中には先週から連休に突入している企業も有るようですが、弊社は明日から16日までが夏季休業期間となります。
8月17日から通常営業となり、何かとご不便をお掛け致しますがご理解の程お願い申し上げます。
尚、緊急での要件はお手数ですが下記アドレスへメールを頂けますと出来る限りの事は対応させて頂く所存です。
k.kawauchi@tecnoart.co.jp

連休が明けたら本格的に動き出す業務が御座いますので、しっかり充電して備えたいと思います。
また、新しく仲間が増える事となりました(^O^)/
しかも即戦力の超強力戦士で御座いまして、映画で例えるならアイアンマンかアベンジャーズでしょうか。
正式発表は8月末のニュースにて♪

それにしてもワタクシ、仲間に恵まれております。
社内は元より、社外においても「一緒に仕事がしたい」と思える仲間が多く、どんなピンチでも乗り切れる気がするのでございます。

ありがたや、ありがたや〜

Startup Stock Photo
Startup Stock Photo

さて、

ピストンポンプのアニメーション。チラ見せ〜

by クィックMASAMI
software:3DsMax & After Efect

 

2015年8月11日
企画営業部
川内カツシ

人生の決断力の使い所:バラしのTATSU

人生に社会や仕事など何事も最後には「決める」という言葉は決して避けられるものはありません。

決断するという事はこれまでの行動から一転する事を示しており、新しいスタイルで行動する事。

これが実行できる人はそうそうはいないと思います。

 

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具体的な例を探してみると、、、「いろいろありすぎて、何をすればいいかがわからない」、、、(;´Д`)

今の時代は情報の世界、いろんな情報が入ってくるのはいいがそこから自分たちにとって必要な要素が選択できない状態。

もっといい情報はないか、別の方法なら速いなど集めた情報が多すぎて混乱してしまうことに。。。

「人や過去からの情報で不可だと決めつけてしまう」

自分自身以外からの人や過去のデータで、実行の決定打をなくしてしまう事。

過去のデータでそのような事はないとレッテルが貼られて先入観ができてしまい脱却できなくなり、自分ではわからず「多数決」に頼ってしまい、人が増えれば増えるほど正しい判断が出にくくなってしまう可能性があります。

純粋に意見を取り込むのならば、その道のプロフェッショナル級の人物ぐらいでないとが理想だという事です。

「いまここで決断をすることが決断できない」

決断できない理由として多いといわれている要素で、人間の本心は決断を悩むことではなく決断することが自体から逃げたいという、理由は決断した以上、その瞬間から過去とは異なることを始めなけらばならない。

それが面倒だという事。

それを理解できずに自分を責めても他人を説得しても意味をなしません。

決断しろと問われても、「本当に決めていいのか」 「焦って失敗しないか」などと意思決定から逃げてしまい、決断力のない人間だと誤解されてしまうのです。

それらに対して、選好の逆転して驚きの方法がありました。

「選好の逆転現象」を使って驚きの決断をする方法

参考先の方が提案しているのが「三択法」

二つの選択肢にもう一つ追加して選択肢を三つにします。

それにより人は真ん中のついつい選ぶという心理現象を利用した方法です。

人が何かを選ぶのに無意識で理由を探しています。

現状維持するか、新たなチャレンジをするかと二つではどうしても決意が鈍くなってしまう。

そこに三つ目のチャレンジプランを選択肢に入れる事、特にこちらは自身の能力以上の結果を目標にする。

それを選択肢に取り込むことで二つ目のチャレンジに踏み切れるようになるのです。

人生の中でひょんなことで決断する状況はどこかで発生するのが多いと自分も感じます。

「手元には正確な情報がない」「あってもどれにするかを決めなければならない」など

即決できないことはたくさんあるでしょう、でもそれをうまく理解すれば、

自分の人生はもちろん社会貢献も、大きく変われるのではないかと思いました。

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2015年7月16日
テクニカルドキュメントグループ
パーツカタログ担当
南畑TSUTAYA

常識ですか?:ラビットじゅん

「えーそんなことも知らんのー?常識やでぇ」
こんな会話をたまに耳にします。

1

常識とは時代とともに変化していくものです。
わたし達はどれほどいまの社会に適応できているのでしょうか。

2

「睡眠」
なんと読むのが正しいでしょう。

3

多くの人が「すいみん」と読むと思いますが、実は「すいめん」が正しい読みです。
「すいみん」は多くの人が誤読して慣用句となったので、今となっては古語に類されます。

多くの人が誤読して常識が変わりました。
いまの社会では「すいめん」と読むと上記の会話のようにバカにされるかもしれません。

しかし、「すいめん」と昔から読んでいた人はどうなるのでしょうか?
正しいから「すいめん」と会話の中で発言しても、おそらく真意は伝わりにくいでしょう。

4

「常識ですか?」

いくら正しいことをしても多くの賛同を得られなければ、常識のある行動とはみなされません。

このように、正しい、正しくない、で判断できないのが常識です。

より多くの人に伝わりやすい方法をとるのが無難、、、ということなのでしょうか。

わたしにはまだまだ難しい課題ですが、“人の振り見て我が振り直せ”

周りの方々に勉強させていただいている最中にて_。

5

 

 

2015年7月14日
地図制作部 編集グループ
ラビットじゅん