DCシンポジウム2022 聴講リポート-4

サービスマニュアル制作者を育てる

≪概要≫

新卒社員に対し、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を軸に、集合教育等を行いサービスマニュアル制作者を育てる。

young business people group have meeting and working in modern bright office indoor

≪所感≫

 このセッションは、サービスマニュアル制作者を育てる内容となっておりますが、パーツカタログ制作者を育てる上でも、【人を育てる】と言う面において参考になると思い参加させて頂きました。

このセッションでは、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)と言う言葉を初めて知りました。
※OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)とは、現場で実際の仕事を通じて教育・個別指導(1対1 先輩社員と新人社員など)により知識と技術を身に着けさせることである。

今回のセッションで、取り組み事例1:複合機サービスマニュアル・事例2:自動車サービスマニュアルとございましたが、この2例においてもOJTを軸に教育を実施されております。
OJTで全ての教育が出来るのか?と言うとそうでもなく、事例1・事例2においても、社内勉強・研修・製品勉強会・集合教育で資料を用いて勉強し、OJTでは補えない、基礎知識・部品(機械)の構造等の知識を勉強会等で言語化し身に付けることを実施されております。
事例1・事例2は異なるサービスマニュアルですが、何れのマニュアルでもOJTが制作者を育てると言うことにおいて大きな役割を持ち、パーツカタログにも有効な教育方法だと認識出来ました。今後の新人教育で活用して行きたいと思っております。

このセッションで勉強した事は、OJT&勉強会等で作業に興味を持たせ、専門用語などを含めて基礎知識を身に付け、業務への恐怖心を緩和する事により制作者を育てることが出来ると言う事です。

 OJTで補えない部分は、言語化(マニュアル)により教育する。

また、セッションの中でお話しされておりました、個人の意欲(昇上)につながる【目標を作る・評価】・メーカと制作会社との協力においても、今後必要不可欠な部分だと思いますので今後の課題として取組んで行きたいと思っております。

WAKIKO


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