池田市立北豊島中学校 職場体験学習 in テクノアート2016:川内カツシ

11月16日から3日間の日程で、池田市立北豊島中学校の生徒さん2名を受け入れております。

近い将来日本の未来を共に担っていく若者に、将来を職場体験を通じて自分の将来に目標や夢を抱く手助けになればと思い受け入れる事にしました。

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育成のカープ25年ぶり優勝! 成長のカギは育成にあり_川内カツシ

プロ野球216年のセリーグは広島東洋カープが25年ぶりとなる優勝を決めた。

25年前と言えば小職は当時26歳、前職の陸上自衛隊で3等陸曹として日々訓練に汗を流していた頃である。

 

さて、この広島東洋カープの25年ぶり優勝を成し遂げる前年から、黒田・新井両ベテラン復帰やカープ女子などが話題を集め、タナ・キク・マル(田中・菊池・丸)に加え、誠也(鈴木)と松山などの若手の活躍がチームを25年ぶりの優勝へと走らせた。

元は原爆被害による復興の象徴として設立された球団で、12球団で唯一親会社を持たない市民球団として長く愛され続けている。 経済的な危機で球団存続が危うくなった時、酒樽に募金を集めた「樽募金」は有名な話である。

そんな金欠球団だから他球団からの補強は叶う筈も無く、無いならば自分たちで育てると言う方針で球団を成長させて来た。球団設立以来、「育成一本」と言う方針はブレていない。今回の優勝メンバーを見ても、カープ生え抜きの選手ばかりである。
カープのスカウトが身体の強い選手選びを基本とし、厳しい練習でじっくり育て上げるからこそプロとして長く活躍できる。

 

ネットでは今回のカープ優勝の原動力となった活躍した選手や球団のサクセスストーリーを中心とした記事を多く見かけるが、私は選手をじっくりと「育てる」という育成方針には中小企業経営のキーポイントの様に思えた。

 

「育てる」と言う成長の鍵を今一度見直して進みたい。

 

liverworts, beautiful springtime flowers growing in the forest

 

2016年9月13日
企画営業部
川内カツシ

 

 

追伸:個人的には松山の豪快なスイングが好き@カープファン歴44年

TCシンポジウム2015 京都開催:川内カツシ

TCシンポジウム2015 京都開催

TCシンポジウム2015

今年のテーマは「共感のテクニカルコミュニケーション~誰のために、何のために、どうやって~」です。

基調講演から聴講したかったのですが実務に追われて午後からの参加となりました。

基調講演テーマ「共感が相手の心の扉を開く! ~ほめる達人だけが知っている魔法の言葉~」
この日の交流会でお伺いしたところ、皆が口々に「ほめ達」「ほめ達」と話していらしたので素晴らしい基調講演だった事でしょう。残念(>_<)

この日の午後は、04マニュアル制作ディレクション~取説新時代に求められるスキル 品質管理編~を聴講しました。1時間のミニセッションと言う形式で行われましたが、TC教会の高橋尚子さんが講師として旧来の取説制作ディレクションとこれからの制作ディレクションに求められるスキルについて分かり易く講義してくださいました。
特にコンプライアンスについては改めて気付きを得ました。
最近の”爆買い”に見られるように日本製品は日本人だけが購入するものでは無く、海外旅行者が日本で買って帰り外国で使用するといった流れが出来ています。
氏は、これによって製品取説にも外国人が使用しても誤った使い方をしない取説作り、そして国際規格に準じた取説作りに加えて、フォントやソースコードなどに関する権利の管理感覚が求められていると。
私たちが提供するテクニカルドキュメントが、製品と共にグローバル展開する事を念頭に置いて制作ディレクションを行いたいと思います。


 

交流会では普段お会いできない方との交流や再会も有り、大変刺激的な時間となりました。
今回のテーブル割りが「干支」→「星座」→「自由」という設定も面白かったです。
また、幹事会社である株式会社パナソニックさんのリードで実施した、シンポジウム恒例の天突き運動は照れくささと笑顔が素敵でした^^


 

 

2日目は03マニュアル制作ディレクションの勘所【関西編】を聴講いたしました。
あえて、【関西編】としたところに笑いを期待したのは私だけでしょうか? 例え、お勉強の場にもボケとツッコミと笑いが必要と考えてしまいます^^

石川さん@富士通ラーニングメディアのスマートな進行により、関西と言うよりも関東の雰囲気でスタート。
依頼する側、受ける側の意図をしっかりと噛み合わせ、製品に寄り添ったマニュアルを作るディレクションとは?の投げかけにパネリストの方々が其々の立ち位置でメッセージをくださいました。

株式会社ハーティネスの高橋慈子さんは、ディレクションはチーム作りであり、共創(Co-creation)と協働(Co-production)を実現するチーム、そのチームをデザインするのがディレクターの役割であるとおっしゃいました。それに応える形で、株式会社クレステックの清水さんは、ユーザーが求める品質に応えるための能力を持つ人とのチーム作りが肝要であり、発注側と制作側の適正な評価の上にこそ共創とと協働が成り立つというような事を仰っていたのを聞き、至極共感いたしました。
高橋さんは、コミュニケーションとコラボレーションにより、情報の共有と活用を強化して共感を創り出すのだと続けました。

株式会社ネスレの中曽根さんは使うためのマニュアルでは無く使わせる(使っていただく)マニュアル作りを求めていると。。。コーヒーの入れ方を伝えるマニュアルでは無く、1日1杯でも2杯でもコーヒーが飲みたくなるマニュアルこそ”真のマニュアルである”との持論には心臓撃ち抜かれました。使う→感動ですね。

株式会社クレステックの清水さんは、受け手である制作会社の立場から、具体的な例を交えて沢山の情報と考え方を発信してくれていました。 単に支給された材料を元に指示されたとおりに制作するのではなく、製品のマーケティングやユーザー(消費者)にとって何が必要か、メーカーにとって望むかたちは何か、それらのゴールをイメージして共有する事が大切であると。そして、そのゴールイメージを実現するためのコストをきっちりと評価できる眼力も!
実務面では
・カンプと構成案は構造と機能の表現であり手を抜いてはダメ
・構成案と目次とは全く別物。
・マインドマップをメーカーと一緒に作る事で意思統一を行う
と言ったところが気付きと再認識でした。
同じ制作会社として激しく同意できるコメントも有りウンウンと頷く聴講者も見えました。
「マニュアルは8割の人が見ない。残り2割の人がマニュアルを見た時にどれだけ満足して貰えるかなんですよね」
痺れた~~~(´・ω・`)

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私のリポートは以上です。
3日目のリポートはハッピー☆上田くんからアップいたします。

 

2015年10月9日
企画営業部
川内カツシ

文章のオキテ:川内カツシ

分かり易く表現するのはイラストに限った事では無く、文章の書き方ひとつで伝えるべき事が伝わらなくなるものです。

 

我々テクニカルコミュニケーターが分かり易い文章を書くのは取扱説明書や施工マニュアルのみならず、普段使用しているメールでのやり取りから企画書や提案書、報告書に至るまであらゆる文章でノウハウが活かされるべきと考えます。

 

専門職の執筆テクニックを意識するだけで随分と”伝える力”が備わると思います。

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http://jaymantri.com/

 

 

 

いつも目から鱗の記事を書かれているLIG INC.さん、今回の記事も大変役立つ内容でしたのでそのまんま引用させて頂きました。(ズルい奴です)

「文章のオキテ」7つ

  1. 一文は50文字から80文字

  2. 修飾語は「縁語接近」と「長遠短接」

  3. 「もの」「こと」は使用しない

  4.  受身の表現は避ける

  5. 箇条書きは体言止めにする

  6.  「など」の使用を避ける

  7. 「ず」と「づ」を正しく使い分ける

 

如何でしょう?

見出しを読んで何となくイメージできますか?直ぐに詳細を見てしまうのではなく、見出しだけを読んで自分なりに理解を進めた上で本文を読むと、一層の理解が得られると思うので是非チャレンジしてください。

LIGさんの元記事はコチラです↓

“読みやすい”“わかりやすい”提案書や報告書を書くための「文章のオキテ」7つ

 

2015年9月25日
企画営業部
川内カツシ

主観よりも客観:川内カツシ

今朝のFBに流れていた記事で目に留まったので_。

 

伸びていく若手には「5つの共通項」がある!

  1. 「知識」より「学ぶ能力」を重視している
  2. 「上司」より「顧客」を重視している
  3. 「主観」より「客観」を重視している
  4. 「自分の知恵」より「集団の知恵」を重視している
  5. 体力がある

ピックアップされた5項目は若手に限った事では無くて、全てのスタッフに求められる事ですね。
これが備わっていないと仕事がうまく回らないし、職場の空気が停滞してしまいます。

5つの内で最も重要と考えるのはどれか?と問われても選択できない程に必須だと思いますが、敢えて選べと言われれば・・・

3.「主観」より「客観」を重視している

という事になります。

http://bossfight.co/

我々テクニカルコミュニケーターにとっては最重要項目だと考えているからです。

自分の思い込みでは無く、ユーザーにとってどうなのか?お客様から見てどう映っているのか? ここが霞んでしまうと良い仕事に繋がりません。

 

また、ディレクションするポジションにつこうとする中堅スタッフにも、少なくともこの5項目が備わっている事が望まれると思います。

 

以前、取引先の尊敬する方が仰っていた言葉を思い出します。

「僕はね、35歳までに完璧なディレクションが出来るように育てます。言い換えると出来てない人はその先もずっとイチ作業者であるという事です。」

その方に育てられた方は各分野で活躍されていて、事情が有って組織を去った方から今も指導を仰ぎに来られるとか。素晴らしいです。

 

私は若手を育てると言うよりか、自分も成長させて貰っている感じです。子育てと同じ。

若手から学んだり気付いたりすることも少なくありませんし、エネルギーを貰えますから。ただ、ジェネレーションギャップと言うやつに悩まされる事も有ります (^^;)

 

 

私に多大な影響を及ぼしてくださる何人かの方に共通しているのは、仕事を楽しんでらっしゃるんです。そしてプライベートでも全力で家族と向き合い、全力で遊ぶ。

少し前にツイートで引用した記事【楽しく仕事して楽しく生きるためには】に書かれているタイプの方ですね。

楽しいから色んな事にチャレンジしたくなり、一つの目標をクリアしてもすぐ次の目標を立て、今を維持するのではなくその為に変化を求める。

 

 

話が逸れましたが「伸びて行く若手」に備わっている項目の「客観」は、自分に良い影響を及ぼしてくれる人を見付けたり、「学ぶ」事にも繋がるのだと思います。

2015年9月9日
企画営業部
川内カツシ

暑いけど暑苦しいほどに拘った仕事を!:川内カツシ

「暑い、暑い」と言っている間にお盆ですね。
暑さ寒さも彼岸までとは言いますが、今年の暑さは例外のようで暫くは「暑い、暑い」を口にしてビールの消費が減りそうにありません。。。

中には先週から連休に突入している企業も有るようですが、弊社は明日から16日までが夏季休業期間となります。
8月17日から通常営業となり、何かとご不便をお掛け致しますがご理解の程お願い申し上げます。
尚、緊急での要件はお手数ですが下記アドレスへメールを頂けますと出来る限りの事は対応させて頂く所存です。
k.kawauchi@tecnoart.co.jp

連休が明けたら本格的に動き出す業務が御座いますので、しっかり充電して備えたいと思います。
また、新しく仲間が増える事となりました(^O^)/
しかも即戦力の超強力戦士で御座いまして、映画で例えるならアイアンマンかアベンジャーズでしょうか。
正式発表は8月末のニュースにて♪

それにしてもワタクシ、仲間に恵まれております。
社内は元より、社外においても「一緒に仕事がしたい」と思える仲間が多く、どんなピンチでも乗り切れる気がするのでございます。

ありがたや、ありがたや〜

Startup Stock Photo
Startup Stock Photo

さて、

ピストンポンプのアニメーション。チラ見せ〜

by クィックMASAMI
software:3DsMax & After Efect

 

2015年8月11日
企画営業部
川内カツシ

アンガ―マネジメント:川内カツシ

先日、大阪府の委託事業の1つとして大阪共同企業体ウェルワークが主催する「アンガ―マネジメント入門講座」なるものを聴講して来ました。

 

アンガ―マネジメントとは1970年代にアメリカで始まったアンガー(イライラ、怒りの感情)をマネジメント(配分する)ための心理教育を言います。

日本で普及活動をしているのは一般社団法人日本アンガ―マネジメント教会で、今回の講師は協会公認ファシリテーターの島田妙子さんでした。


大なり小なり誰でも怒った事は有りますよね?

zoom-29580618-3 iStock

今回のメンタルトレーニングで教わったのは、

怒る・イライラ=第2感情 である

と言う事です。

第1感情と言うのは、辛い、苦しい、悲しい、不安、苦しい、疲れた、寂しい、虚しい、無念、残念、嫉妬、羞恥、羨み、、、etc…。の事を指します。

これらが心のコップに満ち満ちた時、何かがトリガーとなって感情がコップから溢れる。

それが怒りの感情であり表現であると。

講師の方の話では、

怒る事がダメなのではなく、怒るものか、怒らないものか区別出来ていないことが問題である。

との事。

 

話を戻します。

怒りの感情の多くは自分で作ったのに、他人も同じだと思い込んでいる 、

ルール、モラル、通念など

です。

それは、、、、、、

「べき」

◯◯するべき

◯◯であるべき

どうでしょう?

この「べき」は少なくとも自分にとっての「べき」なんですよね。

「べき」=自分の理想と現実のギャップ

で、この「べき」が当てはまらず、自分の思い通りになら無い時、、、人はイライラや怒りと言う感情が生まれるのだと。

人それぞれ「べき」ってのは異なる筈なのに、みんな自分と同じだと思い込んでしまうんですね。

勿論、他人の「べき」を受け入れる事が出来て、何ら怒りの感情を抱か無い時もあります。

コンディションが良ければ…

先に書いた、第1の感情で心のコップが満ち満ちていなければと言う事ですね。

要するに怒りの感情をコントロールすると言うのは、第1の感情で満ち溢れ無いように互いに歩み寄ると言う事でしょうか。

ただし、互いに歩み寄る気持ちが持てる相手じゃないと、やっぱり難しいのかなぁとも思いました。

後から思えば、そんなに怒るほどの事でも無かったかなってのも有りました…σ(^_^;)
では、イライラや怒りの感情をどうマネジメントするのか?ポイントは3つ。

  1. 6秒ルール
    怒りの感情のピークって約6秒ほどなんだそうです。その6秒の間に、今自分が”イライラや怒りの感情を抱いているのだ”という事を自覚するための”おまじない”を口にする。
    それは何だって良いんです。「俺ってサイコー」「俺ってイケてる」「ダイジョウブ、ダイジョウブ」など。マネジメントしようと意識しているわけですから、その”おまじない”により、イライラ・怒りの感情を鎮めようとする筈です。
  2. 「べき」の境界線を広げる
    「べき」の許容範囲を広げると言うのは、自分と他人とで違うが”まぁ良いか”と許せる範囲を広げるという事ですね。
  3. 思い込みの分かれ道
    自分が「べき」と思い込んでいる事は変えられるか変えようがないか、重要かそれ程でもないかを分析してみましょう。その上で「怒るものか、怒らないものか」を区別しましょう。

 


 

最後に、重要な事を一つ。

怒りは連鎖する

という事を意識したいと思います。

怒りの感情は力の強い人から弱い人へ、立場の強い人から弱い人へと向かいます。まるで水が高いところから低いところへ流れるように、怒りの感情は行き先を探します。

zoom-22861507-3 iStock

職場だけでなく、家庭においても同じことが言えますね。。。いつも機嫌が悪い親の元で育つ子は兄弟間や外で怒りの感情の行き場を探すのです。


結論

「べき」は往々にして言わなくても分かっている筈だと思い込んでいる事じゃありませんか?

でも多分、青手は分かって無いですし、そもそも「べき」とは思っていないのですから。
分かっていてシカトする人もいるでしょうけど…

やっぱり口に出してちゃんと伝えないと分かってもらえ無いし、自分と相手の「べき」を擦り合わせする事が第1の感情を抑制する事にもなるのでしょうね。

イライラや怒りの感情をストレートにぶつける人ってエネルギーの無駄遣いと、自分から人との関わりを遮断しているように思えてなりません。

自分も覚えがなくは無いので・・・随分心に響いた講義でした。

2015年7月12日
企画営業部
川内カツシ